ピアノの良さってこんなとこ!

今回のコラムは「ピアノの良さってこんなとこ!」です。お子様にとっても大人の方にとっても素晴らしい教養や趣味になるピアノの素晴らしさを様々な観点からみてみたいと思います。

ピアノの楽しみ方



誰でも一度は目にすることがあるピアノですが、楽しみ方も沢山です。特に小さなお子さんは鍵盤を叩くだけでも心地よい音や感触が楽しいもの。さて、ピアノにはどんな楽しみ方があるのでしょうか。大きくはピアノの持つ音楽の良さです。近年ではピアノと脳科学の関係なども取り上げられた記事を目にすることも多くなりました。ピアノは豊かな芸術性を育むためにとてもいいものです。表現力の広がりや想像力、リズム感や集中力が養える等多くのことが言われいます。また、豊かな感受性を養ったり、日頃のリラックスや気分転換、クラシックの世界、プロの世界、音楽療法、脳の活性化、こう見てもピアノの世界は奥が深く夢が無限大です。学校でも、式や音楽祭、行事等で子供にピアノを任せることもありますから、そういった場で力を発揮できる機会もあります。

お子様がピアノを習うために



ピアノを習うために、現在では大手音楽教室や個人の自宅で教室を開いているピアノ教室など様々な教室があります。指先が器用になり耳が敏感な3歳・4歳くらいがはじめ時として良いようで、実際3歳くらいから生徒を受け入れている教室が多いようです。大手ピアノ教室ですと年齢に合わせた様々なコースがあります。費用等は、教室によって異なります。入会時期によってキャンペーンを実施していたり、体験レッスンを実施していることが多いですので、教室の雰囲気や先生の様子、レッスンの感じなどを見たり感じたりすることができます。疑問点などは直接お話しされるのも良いと思いますので一度お子様と足を運んでみると良いと思います。また、ピアノの上達には練習が欠かせません。その環境作りも大切です。アップライトピアノなどで練習する場合は近所への音漏れ等、気を配らなければなりません。住宅街や家の立地に合わせて防音対策なども必要です。しかし、現在では本格的な電子ピアノなども販売されているのでヘッドホンを使って周りに音は聞こえないようにできるのでそういったタイプの電子ピアノで対策することも可能です。

~ピアノ教室例~
・カワイ音楽教室 4歳からのピアノコース
1回30分 週1回(年40回) 
入会金5,400円
※ 授業料・運営管理費は教室ごとに異なります

・ヤマハ音楽教室 4.5歳児幼児科
1回60分 グループレッスン(10名程度)年40回
入会金は教室によって異なります。 月謝6500円(教材費別途)

・個人教室の相場
時間30分 
月謝5000~8000円です。

ピアノの持つ力



ピアノの持つ力には多くのメリットが言われています。一つは、リズム感や表現力が養われることです。自らの演奏により、表現する能力が養われやがて感覚として身についていきます。ピアノで養ったこうしたリズム感をスポーツや他の面で役立たせていることもあります。また、子供の頃からピアノを習うことにより、人間の脳の白質(ニューロンの結合部分を覆う組織で神経の伝達スピードと強度に関わる)と呼ばれる部分が平均より密度が高くなることが分かっているそうです。早くから始めることで音を聞き分ける能力を鍛えるために、外国語の習得や適応にも良いとされています。他の楽器の習得も比較的容易になると言われており、ギターなどに興味を持った時も入りやすい可能性があります。

音楽療法



音楽療法とは、「音楽の持つ生理的、心理的、社会的働きを用いて心身の障害の回復機能の維持改善、生活の質の向上、行動の変容などに向けて音楽を意図的、意図的に使用すること」を指す(日本音楽療法学会)ものです。音楽療法の代表的な楽器がピアノです。音楽療法としてのピアノレッスンは、上達が目的ではなく、身体や精神、社会性の向上に目的や目標が置かれています。先生との関わりにおいてコミュニケーション能力を養ったり、活動を通して自己表現をしていきます。脳科学において、自閉症や注意欠陥多動性障害などの発達障害が改善されることが実証されているそうです。ピアノが良いとされる理由は指先の細かな働きがあるからです。ピアノは指先を細かく動かすことで振動が脳に響き強い刺激を与え前頭前野や小脳を活性化させてくれます。苦手なコミュニケーション能力等を育て、気持ちのコントロールを助ける働きも期待できます。ピアノにより脳の機能の一部が良い方向へと変わることが証明されており、発達障害の脳を変える働きが期待されていいます。最初からスムーズに進む訳ではありません。個々に応じて個々のペースで進んでいくと思います。いろんな練習を、作業を重ねて療法が進んでいくと思うので長い目で楽しむことも大切かと思います。

まとめ(筆者の経験に代えて)


私は、習い出しが遅く中学生の時にピアノを習い始めました。幼いころから自宅にアップライトのピアノがありましたが、遊びで触ったり母が趣味でよく弾いていましたので親しみの深いものでした。自分で習いたいと中学生の時から弟と数年間通いました。スムーズな日も躓く日もありましたが楽しかったですね。奏でる音には心がでます。 発表会にも参加しました。忘れられない経験です。受験勉強の合間に気分転換にピアノを触ったりもしていました。ピアノ教室を辞めてからも、就職して職業柄ピアノを弾くことがありましたので経験が力になってくれています。