子どもに習わせたい習い事ランキングについて
いろいろな企業やメディアが、お子さんを持つ保護者の方へ、習い事事情を調査し、今通わせている、または通わせたい習い事をランキングにしています。今回は、それらの情報をもとに、独自にピアノ教室はどれぐらい人気がある習い事なのかを、調べてみました。筆者も2児(幼稚園児)の親として、親目線でピアノ教室の人気動向を探りたいと思い、過去5年の調査をしたところ、ランキングに出てくる習い事の常連としては下記のような習い事が出てきました。
英語(英会話)教室
まず最初は英会話教室です。最近では小学校での英語の授業も必修になり、今後ますます必要になってくる英語です。筆者自身もそうですが親が英語を苦手だと、子供には英語で苦労してほしくないと思うので、早いうちから英語に対する抵抗感を無くさせる手段を取りたがるのかもしれませんね。
水泳教室
続いては子供の習い事人気ランキングで必ずトップ3に位置するスイミングです。習い事の定番でマタニティスイミングやベビースイミングなど物心つく前から習うことが出来、はじめやすいのが特徴です。通わせる理由として、身体を丈夫にすることと、いざとなった時に溺れないようにしてあげたいと思う親御さんが多いようです。
学習塾(くもん含む)
そして、いつの時代も変わらず上位に入ってくるのが学習塾です。受験対策などで早くから塾に行く子も増え、低年齢化が進んでいるのが実情です。親御さんの子供の時にも日能研やくもんなどの学習塾に通っている友達がいたのではないでしょうか。「今日遊ぼう」「塾があるからダメ」こんな会話はどの時代でも子供同士の会話に出てくるあるあるかもしれませんね。
体操教室
昔より人気が高まっていると思われるのが体操教室です。運動能力を伸ばすためにやらせる親御さんもいますが、最近で多いのは体育への苦手意識を克服させたいとの思いから通わせる場合もあるようです。確かにサッカーや野球など全てのスポーツの基本となる体幹や柔軟性、バランス感覚などが小さいうちからついていると応用が効きやすいと思うので小さい頃の習い事として適切なのかもしれません。
ピアノ教室
そして筆者が一番大切だと思っているピアノ教室です。ピアノは脳への影響が非常に高く、脳の専門家達も子供の頃にピアノをやらせた方がいいと口を揃えて言っています。 というのも、実はピアノを弾くという行為は非常に難易度の高い動きで、読んだ楽譜を短時間記憶して指先で弾きつつ、その先の楽譜を先読みする。しかも右手と左手は異なる動きで、足ではペダルを踏む必要もあります。これによって、右脳と左脳の連携が強まったり記憶力がアップしたりと、勉強にも良い影響を与えると言われているのです。また小さな頃から「音」に親しむことで、音感が身につくという効果もあります。そんな良いこと尽くしのピアノなので小さい頃に習わせるとしたら間違いなくピアノです(言い切ってしまってすみませんw)
まとめ
調べてみたところ、上記の5つの習い事で順位1位~5位を変動させていました。過去10年を調べても、やっぱりこの5つで不動のようです。
あとは、男の子か女の子によっても、習い事の傾向がありました。特にこれは昔からかもしれませんが、ピアノ教室の場合は女の子の習い事としては人気があり、男の子には水泳が人気です。また、通い始める時期も、4歳ごろから急に増えていきます。ピアノ教室の先生方も4歳から受け入れますという先生が大半のようですね。
中には0歳時から始められますというお教室もありますが、ピアノ教室というよりは、リトミック指導も行うお教室でした。
さて、やはり楽器の王様であるピアノ教室は昔から定番の習い事で間違いないですが、一昔前は女の子の習い事というイメージが、最近は男の子の習い事としても定着し、ピアノは脳にいい!という脳科学の先生のお話もあり、改めて注目されることにもなったようです。それは、東大生は半数以上がピアノを習っていたということも、一つの証にもなってると感じます。
4歳時から始めて、高校受験までがピアノを習える(もちろん、それ以上通う方もいらっしゃいますが)という習い事も、他にはなかなか無いのではないでしょうか。また、そう長く通ったピアノだからこそ得られた反復する力、考える力、忍耐力、表現力などが、社会に出たときも大きな力となり、活躍ができるのではないかと考えます。やはり人気のピアノを習うということは、かなり多くのメリットが期待されますね。
ピアノ教室は一度通っていただくと、約10年間は通っていらっしゃる生徒さんが多いようです。
例え遠くに引っ越しをして、同じ教室に通えなくても、また他の教室を探して、ピアノは続ける方が多いです。そうなったときにこのピアノの参考書がお役立てできると幸いです。もちろん、新たに始める方の参考にして頂けることも。