引っ越しでピアノ教室を変えるときに|新しい先生へ伝えたい5つのこと

引っ越し先の部屋に置かれたピアノと、楽譜入りのバッグ、段ボール箱のイメージ

引っ越しが決まり、通い慣れたピアノ教室を離れることに。「今の教本は続けられる?」「新しい先生の前で、うまく弾けなかったらどうしよう」と迷う方もいるでしょう。お子さんの教室探しをする保護者にも、大人になって習い続けている方にも、準備しておけることがあります。

まずは、これまで取り組んできたことと、これからの希望を短いメモにしてみましょう。新しい先生に最初から全部説明しようとしなくても、楽譜やレッスンノートを見ながら話せるようにしておくと安心です。

1.使っている教本と「今、取り組んでいる場所」

体験レッスンに持参するものは、申し込み時に確認しておきましょう。そのうえで、現在使っている教本や曲集、直近のレッスンノートを用意します。教本名だけでなく、今練習している曲やページに付箋を付けておくと、説明しやすくなります。

「この本を終えた」だけでは伝えきれないこともあります。たとえば「両手では最後まで弾けるけれど、途中で止まりやすい」「音は読めるが、リズムを一人で確かめるのが難しい」と、具体的に話してみてください。体験のために難しい曲を仕上げようとするより、普段の練習の様子が分かる曲を先生と相談して選ぶとよいでしょう。

2.これまでのレッスンで、分かりやすかった教わり方

新しい先生には、苦手なことだけでなく、自分にとって分かりやすかった方法も伝えられます。「一度お手本を聴くとつかみやすい」「練習する範囲を書いてもらうと家で迷わない」など、身近な言葉で十分です。

お子さんの場合は、本人にも「レッスンで好きだったこと」「新しい先生に聞いてみたいこと」を尋ねてみましょう。保護者が進度を説明し、本人が弾きたい曲を話す、と役割を分けても構いません。前の先生との比較や評価ではなく、これから受けたいレッスンを相談する材料にします。

3.弾きたい曲と、続けたいペース

「以前と同じ速さで進めなければ」と考えすぎず、今の希望を整理しましょう。好きな曲を楽しみたい、基礎を確かめたい、発表会に出たいなど、優先したいことを一つか二つ挙げておきます。

進学や転職を伴う引っ越しなら、生活の予定がまだ固まっていないこともあるはずです。「落ち着くまでは無理なく続けたい」「通える曜日が決まるのは来月」と、現時点で分かる範囲を伝えてください。教室の空き枠や受講方法と照らし合わせながら相談できます。

4.引っ越し後の楽器と、練習できる環境

自宅で使う楽器の種類、音を出せる時間帯、楽器の搬入まで練習が難しい期間があるかどうかも、伝えておきたい情報です。電子ピアノなら機種名が分かるメモや写真を用意すると、説明の助けになります。

まだ楽器が決まっていない場合も、そのまま相談してみましょう。入会前に新しい楽器や教材を急いで購入せず、必要なものと用意する時期を確認してから準備すると、行き違いを減らせます。

5.今の教材を続けられるか、最初に確認したいこと

教室を変えた後の教材や進め方は、実際に相談して決めましょう。「今の教本を続けたいのですが、可能ですか」「別の教材を使う場合は、どんな目的で取り入れますか」と聞くと、自分の希望も伝えながら説明を受けられます。復習を提案されたときも、曲名や本の番号だけで判断せず、何を確かめるための練習かを尋ねてみてください。

合わせて、通える時間、レッスン回数、月謝以外に必要な費用、欠席時の扱いも確認しておきます。今の教室で必要な退会・転校手続きや連絡期限は、会則を読み、先生や受付に直接確認しましょう。紹介状などが必要かどうかも、両方の教室に確かめてから準備します。

そのまま使える「レッスン引き継ぎメモ」

すべてを詳しく書く必要はありません。次の項目を、スマートフォンや紙に短くまとめておくと便利です。

  • 使っている教本・曲集/今取り組んでいる曲やページ:
  • 最近、先生と確認していたこと:
  • 分かりやすかった教わり方・家で困りやすいこと:
  • これから弾いてみたい曲・希望するペース:
  • 自宅の楽器・練習できる時間帯:
  • 通える曜日・始めたい時期・体験で聞きたいこと:

引っ越しの準備に追われているときは、教本とレッスンノートをひとまとめにしておくだけでも、次の一歩につながります。これまで弾いてきた曲と、これから楽しみたいことを持って、新しい教室で相談してみてください。

転居先で教室を探すときは、ピアノの参考書の地域別教室検索をご利用ください。掲載情報に加え、各教室の公式サイトで現在の募集状況やレッスン内容も確認しましょう。